eye wave

アイ・ウェーブとは

eye wave(アイウェーブ)は、科学的理論に基づき開発された眼の不調(疾患を含む)を治療する機械です。
以下は、効果がある項目です。

・眼疲労
・ドライアイ
・近視
・老眼
・高眼圧

特許取得済み

[商品名] eye wave

[スペック]

  • サイズ:370mm×260mm×80mm
  • 重量:約3kg
  • 電源電圧:15VDC
  • 消費電流:12W
  • 発信周波数:200Hz以下の複合波

※本品は業務用です(家庭用としての販売は致しておりません)

☆ ドライアイへの有効性について

ドライアイ(DED :Dry Eye Disease:ドライアイ疾患。以下、DEDと記載)は、世界中で数億人の人々が罹患しており、眼科の最多診療項目の1つです。また、DEDは多因子性で非常に複雑な疾患の為、以下の通りまずその定義から詳説する。

1.DEDの定義

国際涙液膜及び眼表面協会と、アジアドライアイ協会では、ドライアイの定義に異なる重点を置いています。両者の定義では双方とも、以下を強調している。

  • ドライアイは多因子性疾患である事
  • 涙液層の不安定性が主要特徴である事
  • 症状は多様である事

しかしながら、第2次国際ドライアイ作業グループの報告(DEWSⅡ)で提示された定義では、以下の病態生理学的変化に重点を置いている。

  • 涙液の高浸透圧
  • 眼表面の炎症性反応と損傷
  • 神経感覚異常等

また、DEDを重症度別に分類すると以下となり、BUT評価(涙液の安定性評価)は重要なKEY POINTである。

細隙灯顕微鏡 角膜フルオレセイン染色点 涙液膜破壊時間
(BUT:breakup time)
軽度 明らかな兆候無し <5 ≧2秒
中度 2象限 5以上30未満 ≧2秒
重度 2象限以上 ≧30 <2秒
※ 染色点は、粗いスポット、フレーク状融合、フィラメントを伴う

では、DEDの分類にはどの様になっているのかを次に説明する。

Referred:中国のドライアイに関する専門家のコンセンサス:定義と分類(2020)
※以下、本コンセンサスと記載。
:日本のドライアイの定義と診断基準の改訂(2016年版)
:TFOD and TFOT Expert Lecture
:2007 Report of the International Dry Eye WorkShop (DEWS)

2.DEDの分類

DEWSⅡでの分類は、DEWS 2007の分類を細分化した内容で大筋のロジックは変わっておらず、涙液減少型(ADDE:Aqueous Deficient Dry Eye)と蒸発亢進型(EDE:Evaporative Dry Eye)に大別されている。

中国に於ける本コンセンサスでは、DEDの分類方法として、以下の2通りを挙げている。

  1. 発症原因と危険因子別による分類
  2. 涙液の主要成分や機能異常による分類

本書はアイウェーブの治療効果についての書面故、2.に従って話を進めます。

2.の内容を図示すると以下となります。

3.DEDの原因

以下は上記1.~5.に於ける原因の概要説明である。(本コンセンサスより抜粋)

  1. 涙液欠乏型ドライアイ(aqueous tear deficiency):涙液の産生不足と、質の異常によって発生する。例えば、シェーグレン症候群等で発生するDED等。
  2. 脂質異常型ドライアイ(lipid deficiency):マイボーム腺機能不全、眼瞼炎及び涙液の蒸発の増加などの様々な要因によるDED等、脂質層の質、叉は、量の異常によって発生する。
  3. ムチン異常型ドライアイ(mucin deficiency):様々な要因によって眼表上皮細胞(特に杯細胞)が損傷して起こる。現在の関連研究では結膜痕跡細胞検査法とシダテストを行うことでムチン欠乏を把握することができるが、臨床ではムチン欠乏を直接検出する方法がない。臨床的には、眼表面の薬物毒性損傷、化学的眼外傷、熱傷、角膜機能不全、およびコンタクトレンズの長期着用によって発生するDEDは、一般にこのタイプに属する。
  4. 涙液動態異常型ドライアイ(abnormal tear dynamics):異常な瞬目(瞬目の頻度の減少、不完全な瞬目等)、異常な涙液分泌、結膜の緩み、及び、眼瞼の異常など、涙液動態の異常によって発生するDED。各要素によって引き起こされる、ビデオ端末症候群、および神経麻痺、またはの露出部分の機能不全の一部も、このタイプのDEDに属する。
  5. 混合型ドライアイ(mixed dry eye):臨床で最も一般的なドライアイは、上記2つ以上の原因によるものである。以上の分類はあくまで相対的なものである。ビデオ端末症候群などのドライアイの臨床においては、脂質異常型ドライアイに属する蒸発増加因子が存在し、涙液動態異常型ドライアイに属する瞬き頻度の減少という不完全な因子もある。後期の段階では、一部の患者では更に、マイボーム腺機能障害を起こす可能性があり、重度のビデオ端末症候群は混合ドライアイに属する。

また、ドライアイの定義におけるさまざまな要因は、ドライアイのリスクファクターであり、以下の表に纏められている。

4.ドライアイへのアイウェーブの有効性について

上記1.~5.に対し、中国で行われている治療を纏めると以下となり、代替涙液を提供しその量を増やす事が治療の主となっている事が分かる。

Referred:6.中国のドライアイに関する専門家のコンセンサス:治療(2020)

(1) 涙液欠乏型に於けるアイウェーブの有効性

DEDでは様々な要因が眼表面に影響を及ぼして角膜上で涙液層の容易な破壊を引き起こし、眼不快感や視機能異常を生じます。しかし、涙液層の破壊は角膜表面の知覚神経を刺激して、反射性の涙液分泌を引き起こします。そして、増加した涙液によって角膜表面の涙液層の厚みが増加する結果、涙液層の破壊が起こりにくくなります。この反射性の涙液分泌は、三叉神経-副交感神経からなる長い神経ループと涙腺によって構成され、Reflex Loop-涙腺システムと呼ばれている。Reflex Loop-涙腺システムは、涙液の提供により涙液層の破壊をキャンセルしようと働きますので、DEDとは、Reflex Loop-涙腺システムに障害があるか、あるいはそのシステムでは解消できない涙液層の破壊が慢性的に生じている疾患といえます。(図2)

図2)の緑点線の部分を詳しく図示し、代表障害要因を記載したものが、図3)である。

アイウェーブでは、通常の電極取付位置でも、電気を涙腺に近い部分に通電させる為、涙腺及び涙液分泌を司る神経を調整する為、涙液の増加が可能である。

ここで、涙腺への神経支配について詳しく説明する。
涙腺は、3系統の神経支配を受けており、

  1. 涙腺神経:三叉神経から分離する体性神経
  2. 副交感神経:顔面神経(中間神経)で情動と直結している
  3. 交感神経:上頸神経節からの接続(自然状態での分泌や血流を制御)
  4. 上記は、個人差が大きく、個体によっては接続がなかったり、自律神経の接続が三叉神経経由である場合もある。

涙腺に関して言えば、顔面神経刺激としてるのが自律神経系の末梢神経刺激で、三叉神経刺激が直接的な物理刺激(求心路)による涙量に関わります。​しかしながら、この反射反応に関与する遠心性神経の種類は同定されていない。以下は、DEWSの発表論文からの抜粋です。

眼表面からの三叉神経節ニューロンは、三叉神経脳幹核複合体内の2つの空間的に離れた領域、すなわち、中間亜核(subnucleus interpolaris:Vi)と尾側亜核(subnucleus caudalis:Vc)の移行部(ViVc移行部)、及び尾側亜核(Vc)と、(上部)第一頸髄(cervical spinal cord1:C1)の接合部(VcC1領域)に投射する。実際に、VcC1領域が眼痛の感覚弁別的側面において支配的な役割を果たしていることが示唆されている。ViVc移行部のニューロンは、明るい光によって惹起されて、眼表面の湿潤状態の変化によって活性化されている。ViVc移行部における眼のニューロンは、感覚系視床と同様に、流涙(上唾液核)と瞬目(顔面運動核)を制御する脳領域に投射する。このため、ViVc移行部における眼のニューロンは、眼表面の健常性維持において重要な役割を果たしていることが示唆されている。 主涙腺の分泌活動は、自律神経の交感神経および副交感神経によって調節されており、その神経活動は、眼表面を支配する知覚ニューロンからの反射の影響によって調節されている。副交感神経の方が交感神経よりも広範囲に支配している。副涙腺の神経制御についてはほとんど知られていないが、主涙腺と同じように制御されていると思われている。(DEWSⅡ)

更に詳しく言うと、涙液分泌反射弓の求心路は三叉神経であり、遠心路は上唾液核(涙腺核、催涙核、涙核)から始まる副交感神経である。その副交感神経は顔面神経の中の中間神経を通り、内耳道をくぐり、顔面神経の膝神経節に達する。さらに膝神経節から出た大錐体神経を通り、翼突管をくぐり翼口蓋神経節に達する。ここまでが節前線維である。

翼突管の中に入る前に交感神経である深錐体神経が合流する。翼口蓋神経節から出た節後線維は頬骨神経、涙腺神経を通り主涙腺に達する。情動性の涙液分泌は前頭葉皮質から出た刺激が上唾液核を刺激することによるという。そこから副交感神経を通り、上記の経路で主涙腺に達する。顔面神経麻痺や聴神経腫瘍などにおいて涙液分泌反射弓のいずれかの部分が侵されると涙液分泌低下が起こる。例えば、右側の聴神経腫瘍などの小脳橋角部腫瘍や内耳道内の病巣があるときは同側の顔面神経麻痺・聴力低下、前庭麻痺、聴覚過敏、味覚低下と同時に同側の涙液分泌低下が起こる。

以上のように、副交感神経が涙液分泌を担っていると考えられる。一方、交感神経が緊張すると涙液分泌は抑制される。動脈の血管壁には平層筋があり、交感神経が支配している。交感神経緊張により涙腺に向かう血管が収縮すると涙液分泌が減少する。

副交感神経優位に作用するEW刺激は、この部分に於いても有効であると言える。

従って、EWは、DEDで発生している疼痛を抑え、神経を調整する事が可能で、交感神経優位ではなく副交感神経優位に作用する事が可能な為、DEDに有効である。

尚、疼痛緩和作用、神経調整作用の機序については、別紙「EWの有効性について」を参照下さい。

(2) 涙液増加によるその他要因への遡及効果
  1. ムチン異常型の原因の1つに摩擦障害があり、涙液の増加は摩擦軽減につながる為、涙液増加によるその他要因への遡及効果として、まずムチン減少型への効果が挙げられる。
  2. 涙液動態異常型の原因の1つに涙液欠乏がある為、涙液増加によるその他要因への遡及効果として、涙液動態異常型への効果が2つ目として挙げられる。
(3) 血流改善による効果

低周波には、血流改善作用による細胞賦活作用があります。DEDの病因にも低栄養性DEDが存在します。しかしながら、一般的な低周波を眼周辺に印加させた場合、痛みを伴う事が多い。痛みが発生した場合には、副交感神経優位とはならず、血流の促進を阻害する可能性がある。しかしながら、アイウェーブは、眼に爽快感を与える事が可能で、これはリラックスしている状態に等しく、副交感神経を優位にさせ、一般的な低周波以上の血流促進効果があります。この点に於いてもアイウェーブの技術は、ドライアイ改善に有効であると言える。

Referred:6.2005 Murube J et al : The triple classification of dry eye for practical clinical use.

また、脂質異常型DEDの主要原因は、マイボーム腺の異常(≒MGD)であるが、その治療方法の1つにWarm Compress という療法がある。これは、本コンセンサスの治療版に記載されている、(三)非薬物治療1.理学療法の(2)(3)に当たります。このWarm Compress 治療には、血流改善も含まれる為、この点においてもアイウェーブは有効である。

Referred:7.2012 有田玲子 : 油成分を増やすDED治療

(5)

以上、本コンセンサスに於ける5分類の内、4分類に対し有効である為、5分類目の混合型に対しても有効であると言えます。また、当社内に於ける混合型ドライアイを持つ40代女性に対し、アイウェーブを6ヶ月間に10回施術したところ、以下の通り、メニスカス(涙液量)の向上と、涙液破壊時間の改善を見せている。

<改善数値内容>

Tear Meniscus Height

左目:0.11mm から 0.2mm に改善
右目:0.10mm から 0.16mm に改善
※ 中国の臨床コンセンサスでの正常値定義=0.2mm

2.BUT

左目:5.67s から 7.58s に改善
右目:3.63s から 7.24s に改善

☆ 眼疲労への有効性について

1.眼疲労と眼精疲労について

尚、眼疲労と眼精疲労という用語に対しては、一般的には誤った認識が流布しており、病院でも眼疲労と眼精疲労を区別してない程なので、少し用語の説明をする。

  1. 眼精疲労:
    眼精疲労とは、臨床上、ICD-10(International Classification of Diseaseの第10版)などで分類されてる病態( or 症候)であり、眼疲労のみでではなく、他にもストレスや他の身体症状など比較的複合的で、且つ、明確でない要因から発生します。また、眼精疲労という用語自体が比較的新しく提唱された概念で、実際それを起こすのは単なる眼疲労だけが原因ではなく、様々な複合要因が絡んだ上で発生する症候群(シンドローム)である。
  2. 眼疲労:
    眼疲労は広い症状を包括する用語で、眼疲労にもいろいろな要因や症候がある。Dry Eye(逆に、Dry Eyeの症状の1つに眼疲労があるとも言える)、疼痛、羞明、カスミ、ぼやけ などもその症候の内の一つです。CMされてる眼精疲労は、眼精疲労気味な症状を持つ眼疲労の段階である場合が多い。また、眼疲労を放置し、その疲れが蓄積されれば他の症状を伴う眼精疲労に発展していくと考えられている。(眼疲労→頭痛→眼精疲労、眼疲労+偏頭痛→眼精疲労、etc,)

2.アイウェーブに於ける、眼疲労の寛解治療、及び、眼精疲労予防への有効性について

アイウェーブの対象は、眼精疲労ではなく眼疲労の寛解治療であり、且つ、眼精疲労予防であるので、代表的な眼疲労の症状への効果を説明する。

1)Dry Eye

:別紙3.の通り有効である。

2)カスミやぼやけ目

:この主な原因は調整筋(内眼筋・外眼筋)の疲労である。低周波の効果には、別紙1.に記載の、

  1. 筋肉を運動させる能力がある
  2. 血流改善効果がある
  3. 細胞賦活作用がある

従って、疲労により硬直した筋肉を開放し、筋肉の疲労改善効果ががある事は明白である。しかしながら、一般的な低周波を眼周辺に印加させた場合、痛みを伴う事が多い。痛みが発生した場合には、副交感神経優位とはならず、血流の促進を阻害する可能性がある。しかしながら、アイウェーブは、眼に爽快感を与える事が可能で、これはリラックスしている状態に等しく、副交感神経を優位にさせる働きがあると言える。この点に於いて、アイウェーブの技術は、一般的な低周波以上に、カスミやぼやけ目に於いて有効であると言える。

3)疼痛

:疼痛に対するEWの有効性については、「EWの有効性について」を参照下さい。

4)羞明

:羞明は神経に於ける、光情報への過剰反応でる。またこれは、三叉神経―視床―大脳皮質経路にリンクしている点に於いて神経が深く関与しいる。アイウェーブの技術は、神経調整に有効な為、羞明に於いて有効であると言える。アイウェーブの持つ神経調整作用については、別紙「ドライアイへの有効性」を参照下さい。

従って、アイウェーブの技術は、眼疲労の寛解治療に有効であり、眼疲労の寛解治療に有効であるという事は、眼精疲労予防に有効であるともいえる。

☆ 近視への有効性について

1.近視について

近視は、環境への適合である為、改善は非常に難しい。また、近視の発生や進行のメカニズムは極めて複雑で単一のメカニズムでは説明できない可能性が高い。多因子が複雑に絡み合っているうえに個々の眼球においてもバリエーションが多いことが、その解明を困難にしていると考えられている。近視抑制を目的としたなんらかの介入を行うとすれば、近視が進行する小児期が介入のターゲット期間となる。

小児における眼の発達のメカニズム)

通常、乳児時期は軽度の遠視である。その後、成長に伴い遠視の程度が小さくなり、小学校低学年前後でほぼ正視となる。これを「正視化現象」と呼ぶ。正視化現象には、眼の屈折度に影響を及ぼす「眼軸長」、「角膜の屈折力」、「水晶体の屈折力」の変化が関与すると考えられている。論文によると、眼軸長は2歳頃までに急速に伸長し、その後伸長速度は徐々に減弱し10歳を超えるとほぼ一定となる。角膜の屈折力は、生後6か月にかけて急速に減少し、3~4歳を超えた頃からほぼ一定となる。水晶体の屈折力は8歳頃まで減少傾向が続く。眼軸長の延長は近視を進行する方向に影響するのに対して、角膜や水晶体の屈折力の減少は近視を減弱する方向に影響する。つまり、正視化現象の過程は、成長に伴う眼軸長延長に伴う眼の屈折度の変化を、角膜や水晶体の屈折力の減少で代償していると考えることができる。

正視化現象の後、通常は眼屈折度は正視付近で安定化する。しかし、一部の学童では再び眼軸長の伸長が始まり、正視から近視へと移行する。

しかしながら、この近視の進行も成人前に止まり近視が安定するのが通常であるが、成人になっても近視の進行が止まらない場合は、強度近視という病気である。

従って、近視の発症・進行への対策(介入)には、小学校入学前から実施する必要がある。
現在、世界的に認められている近視治療には以下がある。

  1. アトロピン(Atropine)点眼
  2. OK(Orthokeratology):オルソケラトロジー
  3. LASIK(Laser in situ keratomileusis):レーシック
  4. 野外活動(紫外線、紫可視光)

しかしながら、
1.は、薬物であり副作用がある
2.は、発達期にある眼球に対して意図的に形状変化を強いる治療である
3.は、身体を侵略する手術である
4.は、屋外活動への現実的な制約がある

2.近視の抑制について

近視の進行は、近見視の負荷が大きく長期的にかかる事(調整力の破綻)によって、眼軸の長軸化が生じ、近視が進行する。従って、負荷を取れば良い事になるが、現実は学業などの理由でそうはいかない。身体に侵略的な事をせずに、且つ、副作用のある薬物を用いずに近視抑制するには、以下の可能性がある。

  1. 毛様体の過緊張を時々解放する
  2. 血流を良くする
  3. 紫外線(紫可視光)を適度に浴びる
  4. 知覚トレーニング(Perceptual Learning)
  5. 矯正を行う時には、医師の元で正しい矯正を実施する
1.について)

近くを見るときには、毛様体筋が収縮し水晶体を厚くする、これが長く続くと、筋肉が凝ってしまい、いざ遠くを見るときに水晶体を薄くできなくなる、これが過緊張(調節緊張)であり、この段階なら、眼を休める事や、点眼や、ストレッチでも治ることがあるが、強力で安全ですぐ結果の出る方法として、電気刺激(通電治療)がある。(これは、レーシック術後の視力戻り(低下)等にも有効である。)

最初に過緊張解放分(調節緊張分)として裸眼視力が急に上がるが、近見視の負荷で裸眼視力は下がっていく。また、眼軸が既に伸びはじめている場合にも、次第に裸眼視力が下がっていく。どちらの場合にも電気刺激によってその速度を抑制する事はある程度可能であるが、完全な抑制は不可能である。 眼軸の長軸化が始まる前から定期的に実施する事が最も抑制効果が高いと言える。

一般的に電気刺激は毛様体を緊張させるが、痛みを伴わない範囲(心地よい範囲)の電流値であり、且つ、短時間(5分~10分)であれば、緊張ではなく、過緊張の解放に作用する。

当社にてアイウェーブの施術を近視者200人程に実施したが、一様に施術初回に於ける高い裸眼視力向上と、その後の施術に於ける鈍化が、多く観察されている事からも、上記の信憑性は高いと考える。

2.について)

アイウェーブによって血流が改善される事は、別紙の通りである。

3.について)

紫外線(紫可視光)を適度に浴びる事による、近視抑制効果を発揮するメカニズムとして、

  • 近視進行を抑制する遺伝子EGR1(EARLY GROWTH RESPONSE 1)の関与(簡単にいうと、強膜が強くなり長軸化しにくくなる)
  • 概日リズムと、神経伝達物質の関連性

等が指摘されている。詳細は割愛する。

4.について)

PL(Perceptual Learning)は、多くの学者によって研究されていて、効果が高いとされる論文が多いが、その大半が電気刺激との併用である。また、画一的な方法は存在せず、今後の研究が期待される分野である。

5.について)

正視眼にマイナスレンズ(通常の近視用眼鏡)を装着すると、無調節状態において平行光線束は網膜後方に焦点を結ぶことになり、これはちょうど遠視眼と同じ状況となる。この時に生じる網膜像のボケを遠視性デフォーカスと呼ぶ。ヒトの場合、正常な調節機能を有していても、一般的に近方作業時には必要調節量よりも調節反応量が少ない状態となる。このような生理的低調節のことを調節ラグと呼ぶ。調節ラグが生じているときは、対象物からの光は網膜後方に焦点を結ぶ状態となる(長軸化の原因)。言い換えると、調節ラグが生じているときは遠視性デフォーカスが生じることになる。論文によると、近視の児童は正視の児童に比べて調節刺激に対する調節反応量が少ないことを報告し、これが学童期の近視進行の要因のひとつなのではないかと述べている。これは調節ラグが大きいことが近視進行を促す可能性を示唆している。これを調節ラグ理論と呼ぶ。

この理論に基づき調節ラグを軽減する目的で設計された眼鏡に、累進多焦点眼鏡があるが、 これには、医師の正しい所見が必要である。

従って、アイウェーブは、近視の抑制にある程度効果があると言え、PLとの併用が望ましいと考える。

☆ 老眼への有効性について

1.老眼について

老眼は、眼の老化である為、根治は不可能である。また、老眼の完全な病態生理はよくわかっていないままである。また、老眼の原因を科学的に大別すると、現状では以下の3つに大別する事が出来る。

  1. 毛様体筋の老化による、筋力の衰えに起因する調整力の低下
  2. 老化による、水晶体の硬化に起因する調整力の低下
  3. 加齢に起因する、視神経細胞数の減少

レンズ(水晶体)の屈折力を上げる場合(近見視)、毛様体は緊張してチン小帯が弛緩します。すると水晶体は自身の弾性により肥厚します。年を取ると、水晶体が硬くなり、筋力の低下した毛様体筋ではレンズ厚くするのに十分な緊張が出来なくなります。これが老眼です。

2.アイウェーブの、老眼への有効性について

1.<上記(1)・(2)に対して>

毛様体筋の筋力を、老化により悪化した環境に抵抗出来る程度に強くすれば、ある程度の効果が期待出来る。これは、筋肉を運動させる事による効果であるが、これには2通りの方法があると考える。

(1) アイウーブの電気刺激(ES)に於けるパラメーターを変える

具体的には、振幅をやや強めにして、施術時間を40分~60分にして、毛様体筋に負荷をかけ、運動させる。書面「アイウェーブの有効性について」にて詳説の通り、EWには比較的大きな筋肉をも運動させる能力がある為、毛様体筋を運動させるに十分であると言えます。

以下は、ESによって毛様体筋の不随意運動が実行された結果、レンズ(水晶体)が肥厚した画像(超音波生体顕微鏡画像)である。ESにより、調整力が改善した事を表している。

:Ciliary Muscle electrostimulation to Restore Accommodation in Patients With Early Presbyopia Preliminary Results.

アイウェーブもESである為、当然この効果がある。

(2) アイウェーブの刺激パラメーターは変えずに、他の刺激と組み合わせる

これは、他の刺激による調節筋の不随意運動誘発+血流促進(アイウェーブの刺激) という方法である。尚、不随意運動の方法は以下2通りである。

  1. 視標を設け、それを遠ざけたり近づけたりして、調節筋の不随意運動を誘発させる
  2. 眼と指標の間にレンズをいれて、1.に組み合わせ負荷を増加させる

この方法に於いては、アイウェーブの刺激が必須である。つまり、老化によって筋力が低下した調節筋に不随意運動を強制させるには、血流の改善が伴わなければ達成出来ない。何故ならば、血流向上が伴わなかった場合には、筋力が向上する前に眼が疲れてしまい、疲労で失敗に終わるからである。

しかしながら、一般的な低周波を眼周辺に印加させた場合、痛みを伴う事が多い。痛みが発生した場合には、副交感神経優位とはならず、血流の促進を阻害する可能性がある。しかしながら、アイウェーブは、眼に爽快感を与える事が可能で、これはリラックスしている状態に等しく、副交感神経を優位にさせ、血流を良くするる働きがあると言える。

2.<上記(3)に対して>

老化による神経シナプス襞の減少や運動神経終末の縮小を、電気刺激によって防止(調整)する事が可能である可能性があると考えている。実際、サルコペニアの一因がニューロン異常と言われていて、ESによる機能維持についての研究が行われている。

アイウェーブもESである為、当然この効果があると考える。

この点については、以下の論文を参照されたい。

  1. Electrical stimulation counteracts muscle decline in seniors
  2. The use of neuromuscular electrical stimulation (NMES) for managing the complications of ageing related to reduced exercise participation
  3. Review of the evidence on the use of electrical muscle stimulation to treat sarcopenia

上記の通り、一般的な低周波よりも、アイウェーブの技術は、老眼の改善に有効であると言える。

☆ 眼圧への有効性について

房水は、長後毛様体動脈 ⇒ 毛様体突起⇒ 後房 ⇒ 瞳孔 ⇒ 前房 ⇒ 隅角 ⇒ 繊維柱体 ⇒シュレム管 ⇒ 集合管 ⇒ 房水静脈(or ブドウ膜)の経路で体循環に入る。(涙液環流)

従って、房水の流出が妨げられると眼圧が上昇する。また、隅角の涙液環流が眼圧を支配している事は周知の事実である。

眼圧をさげるには、以下の事で実現可能である。

  1. 房水環流を良くする(圧を下げる)事

    :毛様体筋周りを運動(弛緩)させて隅角を広げればよい事となる。EWによる筋運動の効果については、「EWの有効性について」を参照下さい。

    筋肉を運動(収縮・弛緩)させる事に於けるポンプ効果により、緊張を緩和させ、隅角を広げ、房水環流圧を下げる事:EWによる筋運動の効果については、「EWの有効性について」を参照下さい。
  2. 血流改善による、疲労物質の蓄積改善などにより緊張を緩和させ、隅角を広げ、房水環流圧を下げる事:

    別紙の通り、低周波には血流改善作用があります。しかしながら、一般的な低周波を眼周辺に印加させた場合、痛みを伴う事が多い。痛みが発生した場合には、副交感神経優位とはならず、血流の促進を阻害する可能性がある。しかしながら、アイウェーブは、眼に爽快感を与える事が可能で、これはリラックスしている状態に等しく、副交感神経を優位にさせる働きがあり、低周波よりもアイウェーブの技術は、有効であると言える。

従って1.~3.により、アイウェーブは一般的な低周波以上に、眼圧降下改善に於いて有効であると言える。

<For your reference with (1)>

  • Cilia Muscle Electrostimulation to Restore Accommodation in Patients With Early Presbyopia: Preliminary Results
  • Transkorneale Elektrostimulation bei primärem Offenwinkelglaukom
  • The Efficacy of Transcorneal Electrical Stimulation for the Treatment of Primary Open-angle Glaucoma: A Pilot Study
  • Effect of transcutaneous electrical nerve stimulation through acupoints of Pucan (BL 61) and Shenmai (BL 62) on intraocular pressure in patients with glaucoma: a randomized controlled trial
  • Transpalpebral Electrical Stimulation as a Novel Therapeutic Approach to Decrease Intraocular Pressure for Open-Angle Glaucoma: A Pilot Study

☆ 近視の疫学

■ 小児近視のメカニズム

近視抑制を目的としたなんらかの介入を行うとすれば、近視が進行する小児期が介入のターゲット期間となる。そこでまずは小児における眼の発達のメカニズムについて解説する。通常、乳児時期は軽度の遠視である。その後、成長に伴い遠視の程度が小さくなり、小学校低学年前後でほぼ正視となる。これを「正視化現象」と呼ぶ。正視化現象には、眼の屈折度に影響を及ぼす「眼軸長」、「角膜の屈折力」、「水晶体の屈折力」の変化が関与すると考えられている。Gordon らによると、眼軸長は2歳頃までに急速に伸長し、その後伸長速度は徐々に減弱し10歳を超えるとほぼ一定となる。角膜の屈折力は、生後6か月にかけて急速に減少し、3~4歳を超えた頃からほぼ一定となる。水晶体の屈折力は8歳頃まで減少傾向が続く。眼軸長の延長は近視を進行する方向に影響するのに対して、角膜や水晶体の屈折力の減少は近視を減弱する方向に影響する。つまり、正視化現象の途中は、成長に伴う眼軸長延長に伴う眼の屈折度の変化を、角膜や水晶体の屈折力の減少で代償していると考えることができる。正視化現象の後、通常は眼屈折度は正視付近で安定化する。しかし、一部の学童では再び 眼軸長の伸長が始まり、正視から近視へと移行する。

従って、近視の発症・進行への対策には、小学校入学前から実施する必要がある。

近視進行の特徴は、遺伝的要因だけでなく環境的要因も関与していると考えられている。疫学調査からは、屋外活動により近視の発生率が下がること、近業作業が多いほど近視の発生率が高くなることなどが報告されている。

■ 疫学研究にて言われている一般論

  1. 1日2時間以上の屋外活動が近視を抑制する
  2. 屋外活動時間が長い時、近視発症率と有病率が低下する
  3. 特に、幼少期の屋外活動時間が長いと、近視発症の抑制効果はより大きくなる

■ 介入研究にて言われている一般論

  1. ライフスタイルの様々な変化が近視増加に関係している
  2. 屋外活動は年々減少している
  3. 屋外活動時間が長いほど近視になりにくい
  4. 様々な介入研究において、屋外活動追加群にて、近視進行抑制効果があった
  5. どれほど近業作業をしても、外で多く遊ぶ子供は近視になりにくい(2008年:オーストラリア)
  6. 30cm以内の近業作業は、30cm以上での近業作業の約2.5倍の近視誘発リスクとなる。

■ 紫光のサイエンスに於ける重要ポイント

  1. 近視人口の増加は50~60年前からである為、この頃からの世界的共通環境因子の変化が考えられる。
  2. 室内光は、UVカットのの影響で、紫光(360~400nm)も存在しない環境が増えている(窓ガラスはUVを通さない仕様になっている)
  3. UVカットの流行により、紫光も現代社会から失われつつあり、近視急増の一因となっている可能性がある。
  4. 屋外活動による太陽光への被ばくは、UVBなどの短波長紫外線への暴露を含む為、皮膚への影響、白内障・翼状片などの他の眼疾患発症リスクが高まる。従って、子供の近視進行が落ち着いたら、屋外活動を徐々に減らす事が肝要との意見もある。

■ JIGHNZAO LIGHT

<どの様にして、光源からの光を眼に入れるか>

デスクライトか天井に付ける室内灯(蛍光灯)に組込み、受動吸光させる。

<生理学的作用機序>

強膜の強靭化 ⇒ 眼軸が延びにくくなる ⇒ 近視抑制

<使用する、波長帯域>

太陽光とほぼ同じ構成にするのが、ベスト。
UV+Violet のみの場合、副作用( or negative effect)を思慮する必要が発生する。
勿論、暴露時間によるヒステリシスを検討した上で、その必要無しとの判断に至る事もあり得ます。

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